ファーストドッグを手に入れる

殺処分という蛮行

犬や猫をペットとして飼育するようになってから、もうすでに何百年として続いている。かつての日本でも犬をペットとして飼育する習慣は存在していたが、現在のように誰もが当たり前のように購入・もしくは里親として譲り受けるといったものとは程遠いものでした。猫については拠り所とする縄張りはあっても、犬のように特定の主人に従属することを良しとしない習性となっているため、それほど飼っている人もいなかっただろう。現在でこそ犬や猫を始めとして、動物の飼育は愛玩目的で飼われている。しかしそれが逆に問題でもある。

現代になるとペットブームが巻き起こって誰もが動物の育成にハマることとなるが、同時に沸き立ったのは自己都合によってペットを飼い殺す、または飼えなくなったからといって捨てる人が増えてきたことだ。これにより、毎年殺処分されているペットがいる。人間の都合で飼育されながら、飼い主は飼い主としての責任を放棄してしまう。それも身勝手な理由ばかりだ、恐らく深刻な事情を抱えることになったからという人は全体の少数だろう。それだけ動物の飼育、特に犬や猫を思い切って飼ってみたものの、理想と現実が違うからもう育てたくないという人もいるという。

既に社会問題として認識されている動物たちの殺処分、これを無くすためにあらゆる団体が訴え続けていた。現に動物愛護法も改定されるなど、動物たちを飼育することの意味と重さ、責任を放棄することは許されなくなってきている。いずれ免許制になって飼育にしても許可が必要となる時代が来るかもしれない。個人的にはそうなってもいいと思っているが、自分が飼えなくなる可能性もあるためそのへんのところは痛し痒しだ。

犬と猫、特に前者は昔から高い人気を獲得しているくらいに人気だ。筆者もいくらか犬と飼ったことはある。親が飼育していたため厳密に言えば少し違っているかもしれないが、それでも家族として過ごしていた事実は変わらない。犬は賢くて飼い主に従順、だから誰でも簡単に飼育することが出来ると思い込んでいる人が多いかもしれない。しかしそれは勝手な思い込みに過ぎない、人間とは自分都合に考えやすい生き物がため、犬に対してもきちんとした躾を行わなければそうならないことを理解している人は、実際に存在している。そういう人達に限ってこそ、犬が問題あるから保健所へ送るという自分勝手な理を発揮しがちだ。きちんとした理由がなければ、飼い犬の行く末を約束することが飼い主の義務であり責任というものです。

犬を初めて飼育する、それを『ファーストドッグ』と呼んでいる。これから飼い主となる人には、いくつか気をつけてもらいたいことがある。ここからはそんな犬を飼育する際に必要なこと、そして最初にどんな犬が初心者に適しているのか、そこのところも含めて話をしていこう。

飼い主に必要な心構え

まず最初に飼い主として必要な心構えについてだ。第一前提として、当たり前といってもいい点について最初に挙げると、『犬が天寿を全うするまで連れそうこと』です。ものすごく簡単だが、実は一番難しい点でもある。犬も年月が過ぎればいつかは子供から大人になり、大人から老人になって、そして最期にその瞬間は訪れるからだ。犬の寿命は精々長くて15年前後、何不自由なく過ごしていれば20年近い時間を生きることもできるが、それでも人間の1/7程度しか生きられない。

一緒に生活して、一緒に生きて、最期を看取る、動物を飼育するということはその生と死を見守ることが義務付けられるのです。これを理解して受け入れられないなら、動物は飼うべきではない。はっきり言ってしまえば、無責任な飼い主にその動物の生涯を見届ける権利は存在しない、その点だけははっきりと記しておく。

これ以外に必要な覚悟もある、その他には、

  • 室内で飼うのか、室外で飼うのか
  • 犬の躾がきちんと出来るかどうか
  • 犬に対して無償の愛情を与えれるか
  • 犬をきちんと導ける、リーダーとして振る舞えるか

こうした点をきちんと自分が出来るかどうかも考えてもらいたい。そういう時、事前に勉強するなどしてこれから共に生活する愛犬のために、時に自己犠牲をすることも可能かどうかを考えなくてはならないのです。

主従関係と信頼、そして愛情

犬を飼っている人、中でもきちんと飼い主の指示に従っている仔を見かけると自分も飼いたくなると思うかもしれない。ですがそうした主従関係が成り立っているのは、その人がきちんと飼い主を主と認めて服従しているからこそ成り立っている関係だ。いくらか例を見ると、とある人は飼い犬を我が子のように可愛さあまって甘やかすこともあるかも知れない、そのせいで犬達は飼い主と理想的なコミュニケーション関係が取れない事例を多く見かける。

確かに可愛がる分には問題ない、だが可愛がるのと躾は全く別問題だ。子供の躾でもそうだ、駄目なことをしっかりと駄目だと叱って挙げる行為は犬にとって大事なことなのです。人間と犬の関係はただ飼育しているされている、というものではない。犬達にすれば自分がいるコミュニティにおいて、誰が『群れの主』なのかを認識して、リーダーの指示に従うことを前提とする。仮に飼い主の指示に従わず、自分勝手な行動ばかりする犬は、群れの中で偉いのは自分だと位置づけているため人間の指示には従わなくなってしまう。

飼い主と犬にとって大事なのは愛情というものもある、しかしそれ以上に犬が飼い主を主として認識して信頼されるような主従関係をしっかりと築くことが求められる。これは幼年期の子犬であればあるほどしっかり躾けていかなくてはならない。無事に躾けて成長したら、そこには信頼と同時に愛情もきちんと芽生えるものだ。

愛情を先行しがちだが、一番大事なのは主従という関係を構築して信頼関係を結ぶこと、これが犬の飼育にとって不可欠なものとなっている。

犬を飼いたくなったら、きちんと熟考する

先述で話したことをきちんと守れるという人、実を言えば有限実行できる飼い主はいない。飼い始めてみたら、犬の生育がこれほど大変なものだとは知らなかったと落胆する人もいるはず。メディアなどで報道されている犬が出演して飼いたくなったけど、育ててみたら自分に従わせるのってこんなに大変だったんだと痛感した人もいると思う。当然だ、人間一人育てるだけでも苦労するというのに、どうして動物たちを飼うのが大変ではないと感じるのか、正直不思議でならない。

姿形は異なっていれど、人間と同じ哺乳類であり、食事をして、排泄をして、運動をする、これら動作は全く同一だ。そのことを念頭に入れていない人は、ペット飼育についてよく考えてもらわないと困る。また例えこれらのことを理解してきちんとしていけると思っても、実はこれ以上に大変なことは存在しているのです。

おうちにおいで :::ファーストドッグの選び方:::

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